まぼろし





眠れないまま朝がきて
光射す窓を開けた
紫色の空見上げ
会いたいと呟いた


遠すぎる あなたは何処?
せめてこの空を見ていて


腕の中は夢 心はまぼろし
深くなる想いは
何処へ向かえばいいの…


冷たい風 通り過ぎた
懐かしい匂い 探していた

忘れられない
いつもいつも
どんな景色にも
あなたは居る


あの日々を刻んだまま
止まってしまった時計は
渇れるほどに泣いても
動かないまま


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